宙空の美。それはカンパノラのデザイン・コンセプト。
ガラスに遮られたわずかな空間に、無限の宇宙を閉じこめる。
サークル形状の五徳リングなど、
パーツを組み合わせた多層構造を持ち、
建築物のように立体的な表情を醸しだす文字板。
ドームの天井を思わせるラウンドフォルムのサファイアガラス。
美しい文字板の上を正確に、そして優雅に針がリズムを刻む。
究極のメカニズムと美しさを持つ独創の時計。
カンパノラは、手にする人とともに豊かな時間を紡いでゆく。
かけがえのない瞬間を刻んでゆく。
スイス、ラ・ショー・ド・フォンにあるラ・ジュー・ペレ(La Joux-Perret SA)社の機械式ムーブメント。時計職人がひとつひとつ部品を組み上げたムーブメントには美しい波のような装飾模様コート・ド・ジュネーブが施され、カンパノラのロゴが誇らしく刻みこまれている。シースルーバックからその姿を見ることができる。
シチズン製のクオーツムーブメント。素材を厳選し、職人の手で組み上げられたカンパノラの心臓部は、コート・ド・ジュネーブが施された写真のムーブメントのように 、宝飾品同様の美しさで仕上げられる。普段は目にすることのない部分であっても、すみずみまでクオリティを追求している。
カンパノラに欠かせない、漆を施した文字板。長い時間をかけて技を磨き、受け継がれてきた漆塗りは、高い芸術性を有する日本の伝統工芸である。何層にも漆を塗り、きめ細かく研いで生まれる美しい表情。カンパノラの漆塗り文字板は、会津の伝統工芸士、儀同哲夫氏をはじめとする職人の手による。
カンパノラのケースは、はじめて腕に装着しても、長年愛用してきた時計であるかのようにしっくりフィットする。それは、手首のかたちに合うように形状をラウンドさせ、面の構成や角度にもきめ細やかな配慮を施しているから。優美な曲線と鏡のような輝きを生みだす熟練の職人技。一日に少量しかできない手作りの逸品である。
時計の顔ともいうべき文字板。カンパノラは高精度の電気鋳造という技法で加工し、1ミクロン以下の凹凸という細かいディテールまで表現。緻密なパターンや繊細な漆塗りを生みだす。五徳リングやスモールダイヤルなどを組み合わせた多層構造によって、立体感あふれる「宙空の美」を演出している。
流麗なラウンドフォルムのサファイアガラスは、平面ガラスの数倍の手間をかけて原材料を切削、研磨。ガラスの表面、裏面ともに同じ球面構造にして厚さを均一化、どこからでも歪みなく文字板が見えるようにしている。また視認性を高める無反射コーティングを採用。カンパノラの「宙空の美」を心ゆくまで堪能できる。
カンパノラの妥協のないものづくりの姿勢は、どんな小さなパーツにも貫かれている。時計の針は、小さくても時計の要ともいうべき存在。文字板上にある複数の針のそれぞれに個性を持たせ、視認性を確保しながら、その時計に調和するデザインを追求。一本一本熟練の職人の手作業で仕上げている。
カンパノラは、バンドにも徹底してこだわっている。たとえば革バンドでは、ワニ革※を使用して丁寧な仕上げを行っている。
※一部モデルではカーフ革、合成皮革を使用。